1. HOME
  2. ブログ
  3. ここ最近のビットコインの暴落は「クジラ」ではない?調査会社の報告書が公開

ここ最近のビットコインの暴落は「クジラ」ではない?調査会社の報告書が公開

ここ最近のビットコインの暴落は「クジラ」ではない?調査会社の報告書が公開

 

仮想通貨市場には以前から、仮想通貨を大量に保有している大口投資家「クジラ」が存在すると言われています。2017年末の高騰から2018年1月に起きた暴落はクジラが関わっていたのではとも言われています。10月にも大きな下落がありましたが、これもクジラが関わっているのか、調査をした企業によってクジラが及ぼす影響を発表されました。個人投資家は大きな流れにどうすればいいのかを解説します。

 

「テキサス大学教授が仮想通貨の取引記録を分析」

「クジラ」と呼ばれる大口投資家は、一般の投資家が知る以前、まだビットコインの価格が1円もない時に、大量にビットコインに先物投資したと言われています。彼らの保有率を合計すると全体における約40%のビットコインは、彼らが保有していると言われています。

 

テキサス大学の金融学教授John Griffin氏と同大学院Amin Shams氏によって「仮想通貨市場の高騰には人為的な価格の吊り上げがあったと」論文で発表されました。2017年末の急激な異常とも言えるような上昇に、違和感を覚えた彼らは、アルゴリズムを使ってブロックチェーン上の取引記録を解析しました。

 

その結果、クジラ(Trader)たちがビットコインを購入したことで、ビットコインの急激な価格上昇を招いていたことが判明しました。彼らは仮想通貨が一般に知られる以前から大量に投資を行い、またお互いに知り合いでもあるので、連絡を取ることができると仮想通貨の専門家は述べています。

 

ビットコインでは約50%、また他の時価総額上位にいるアルトコインでは60%以上が操作されたと思われる価格上昇が、分析により関連づけられました。クジラたちが連絡を取り合いタイミングを合わせて購入することで、価格を意図的に上げた証拠でもあります。

 

暴落した原因には、彼らがタイミングを合わせ一気に売却したことで、日本ではFX取引を行っていたトレーダーたちは一瞬にしてロスカットになりました。

 

「調査会社Chainalysisによる仮想通貨ウォレットの履歴追跡」

ブロックチェーン上での取引履歴を追跡し動きの解析を行う調査会社は、ブロックチェーンを追跡することで仮想通貨を大量に保有していると言われている「クジラ」が仮想通貨市場にどう影響を与えているのかを、調査した報告書を公開しました。

 

  • 10月11〜12日のビットコインの大きな下落

1月〜2月に暴落して以来、ビットコインの価格は一時的に上がってもすぐに70万円台に戻ってしまう状況が続いていました。10月11日にまた一気に下落し、一時は70万円を下回りました。15日にはまた70万円ぐらいまで戻りました。

 

近いところで言うと、9月5日に7,380ドルから6日には6,466ドルまで一気に下落し、2日間で約12万円も価格を下げました。この下落には「クジラ」が背後にいるのでは?と言う声もあります。

 

しかし Chainalysis社が解析した結果、クジラという予想は誤りの可能性があると指摘しています。

 

  • 取引を行っているクジラは「3分の1」

Chainalysis社は、ビットコインを大量に保有していると思われるウォレットを特定(取引所は除く)し、それらのウォレットで仮想通貨がどう取引されたかが分析されました。その結果、実際に取引を行っているクジラはその中の3分の1だったことが判明しました。

 

そこのウォレットで保有されているビットコインはおよそ100万BTCで、約7,070億円分に相当するそうです。2018年10月18日現在、仮想通貨市場に流通しているビットコイン枚数は1700万枚と確認できます。

 

「クジラと思われるウォレットには4タイプある」

大量保有していると思われる32ウォレットの取引履歴などを解析すると、ウォレットのタイプには4種類あることが分かったそうです。またそれにより実際に取引が行われている大口投資家のウォレットはその中の「3分の1」であると確認されました。

 

  • 大口のトレーダー

今でも取引がされている3分の1のウォレットが大口トレーダータイプと言われています。ある程度頻繁にビットコインの取引を行っている大口投資家で、ここに分類されるウォレットは2017年に入ってから仮想通貨市場に参入したと思われます。

 

合計33万2,000BTC(約2,243億円相当)になるそうです。つまり一般的に仮想通貨が知られる前からビットコイン投資を行っている、クジラとは異なる人たちということになります。

 

  • 採掘者・早期参入者

ここに分類されるウォレットは2017年よりも以前に仮想通貨に関わっています。約15億人の投資家が存在し、合計33万2,000BTC(約2,243億円相当)です。ここのウォレットの取引率は非常に低く、2016〜2017年にビットコインが高騰した際に売却し、かなりの収益があったと想定されています。

 

つまり本当のフィクサーはすでにかなりの収益を獲得したために、すでに市場には参戦していなと言うことになります。あれだけの異常な高騰を引き起こしたのは彼らの中にいる可能性はあります。

 

  • 秘密鍵の紛失

ウォレットの秘密鍵を忘れてしまい、2度とビットコインをそこから動かすことができなくなってしまったウォレットです。これらのウォレットは2011年以降、取引が一切行われていないことが分かっており、ここのウォレットにあるビットコインに誰かがアクセスすることはほぼ不可能です。

 

ここに分類される5つのウォレットにはおよそ21万BTCが存在しますが、秘密鍵が分からない以上使用は不可能です。ビットコインの価格が上がれば、この額もまたさらに上がることになります。

 

こうなってしまった背景にはまだ取引所がなかった頃に、情報を聞きつけビットコインを入手したが、当時はまだ仮想通貨をよく知らなかった人たちも多く、保管したままウォレットの秘密鍵を紛失するケースが多くありました。銀行の暗証番号のように、通帳と印鑑があれば復活するものではないので諦めるしかありません。

 

  • 犯罪者

これは犯罪に利用されているウォレットがあり、およそ12万5,000BTCが存在し、約885億円相当が犯罪に関わっているマネーです。ただ透明性があるだけにアドレスを追跡される可能性はあります。主には闇サイト「シルクロード」と関連し、その他にはマネーロンダリングに関与していると思われます。

 

「今でも取引活動をしているクジラは下落時に購入している」

2017年以降から参入したと言われている大口投資家(トレーダー)は、結果的に、価格を下げるような取引は行われていない報告されました。「大口トレーダー」に分類されるウォレットの記録を解析した結果、価格が大きく下落した際にビットコインを購入していました。

 

ビットコインチャートと大口トレーダーの取引履歴を示したチャートを比べること、10月にあった急激な下落を安定させていることが確認できたと報告されています。これによりクジラがビットコインのボラティリティを激しくし不安定にさせている認識は誤りだった可能性があります。

 

「ここ最近の暴落原因はクジラではないについてのまとめ」

今でも取引を行っている大口投資家と言われるトレーダーは、下落相場の時にビットコインを購入している事実が確認されたことで、時々あるビットコインの大幅な下落原因はクジラだけが要因ではないと言えます。大口投資家たちがこれからもビットコインで取引を続けることで、まだ今後、価格の上昇に期待できるかもしれません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事